第46回 MSユーザーズミーティング (東京)
公開日: 2023/05/11
更新日: 2023/12/04
本年のMSユーザーズミーティングは、会場で開催するとともにWEBでの同時配信を予定しております。
例年同様、外部講演の先生方を含め、さまざまな分野を網羅した新技術や実践的技術などの役立つ情報をご提供いたします。
また、会場では日本電子の各種製品のご紹介コーナーとソフトウェアのファンクションデモコーナー、ならびに協賛企業の製品紹介コーナーを設置します。
講演終了後には懇親会を予定しておりますので、情報交換の場として有意義にご歓談いただければ幸いです。
当ユーザーズミーティングは弊社装置をお使いの方に限らず、他社装置をお使いの方、装置にご興味がある方、どなたでもご参加できる無料のセミナーです。
ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
ご連絡
- 新型コロナウイルス感染症予防対策といたしまして、今後の状況次第では開催方法に変更等が発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 「会場での参加を希望」にチェックされた方は当日会場までお越しください。
ご来場の際、受付でお名刺を2枚頂戴いたします。お手数ですが事前にご用意をお願いいたします。 - 予稿集 (冊子) は会場参加の方のみに配布いたします。
- オンライン参加の方でご希望の場合は、開催終了後に担当営業までご連絡ください。
- 各講演の質問は会場参加の方のみお受けいたします。
- オンライン参加の方は終了後のアンケートにご記入ください。
- 開催終了後、配布資料のダウンロードおよび、ホームページに発表動画の掲載は行いません。
- 同業他社様、代理店様のご登録はお断りする場合がございますので、ご了承ください。
開催日
2023年12月7日 (木)
会場
浅草橋ヒューリックホール
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル 2階
地図はこちら
アクセス
JR総武線「浅草橋駅 (西口)」より徒歩1分
都営浅草線「浅草橋駅 (A3出口)」より徒歩2分
※1階のオフィスエントランスからは来場いただけません。外階段、又は外エレベーターから2階へご来場をお願いします。
参加費
無料
プログラム
予稿集 (冊子) は会場参加の方のみに配布いたします。
時間 | 題名 要旨 |
講演者 |
---|---|---|
9:30~10:00 | 受付 | |
10:00~10:10 | 開会の挨拶 | |
10:10~10:15 | ご案内 | |
10:15~10:45 | やさしい質量分析2023 ~GC-MSにおけるソフトイオン化法について~ GC-MSで構造解析を実施するうえでEI法は必須となりますが、化合物内の結合を分解しやすいイオン化法でもあるため分子イオンの確認が難しいです。そこで重要となるのが分子イオンが生成しやすいソフトイオン化法の活用です。本発表では、弊社GC-MSで利用できるソフトイオン法の種類(CI法,PI法,FI法)のご紹介と各イオン化法のマススペクトルを比較しながら特徴を解説し、みなさまのお悩みを解決します。 |
日本電子株式会社 MS事業ユニット マーケティング部 渡邊 直美 |
10:45~11:15 | JMS-T2000GCとmsFineAnalysis AIを用いた食品中香気成分の構造解析例の紹介
GC-MSを用いた定性分析では、ライブラリーデータベース (DB) 検索を用いて化合物同定を行うことが一般的ですが、DBに登録されていない"未知物質"が検出される場合もあります。これらの未知物質の構造解析では、マススペクトルに対する解析者自身の知見や解析経験などに依存するといった課題がありました。このような課題に対する解決策として、昨年自動構造解析ソフトウェアmsFineAnalysis AIを上市し、本ユーザーズミーティングにて発表しました。今回は、msFineAnalysis AIを用いた食品の香気成分における未知物質の構造解析例について紹介します。 |
日本電子株式会社 MS事業ユニット マーケティング部 窪田 梓 |
11:15~11:45 | 高分解能GC-TOFMSを用いた環境汚染分析と代謝物の分析
熱分解法を利用したGC-MSは高分子材料の構造解析だけでなく、工業材料や生活環境由来の流出物であるマイクロ・ナノプラスチックの検出のためにも用いられています。本講では、本学に導入した高分解能のJMS-T2000GC AccuTOF™ GC-Alphaを用いた熱分解GC-MSによる排水などに含まれるマイクロ・ナノプラスチックの分析の結果について紹介します。さらに、本GC-MSを用いた代謝物の分析結果についても紹介します。 |
公立大学法人 富山県立大学 工学部 大坂 一生 様 |
11:45~13:00 | 昼食 / 休憩 + ランチセッション + ポスター展示 | |
13:00~13:30 | MALDI-TOFMSとTOF-SIMS
MALDI-TOFMSは、たんぱく質などの高分子を壊さずに評価できることから、生体材料の分析に広く活用されてきました。近年では合成高分子などの材料分野でも注目され、応用が期待されています。 一方、TOF-SIMSは金属と有機化合物の同時評価が可能であり、最表面分析及び深さ方向分析に優れた装置です。これらの特長から、半導体業界で特に重宝されてきました。近年では生体材料など他の分野への応用が期待されています。 本発表では、これらの分析装置を活用した実際の事例を交えながら、MALDI-TOFMSとTOF-SIMSの類似点や違い、それぞれの特徴について解説いたします。 |
一般財団法人 材料科学技術振興財団 分析評価部 萩原 達生 様 |
13:30~14:00 | JMS-TQ4000GCを用いた環境分析分野における活用事例の紹介
ガスクロマトグラフ-トリプル四重極質量分析計 (GC-MS/MS) は、食品中の残留農薬分析から材料分析における微量成分の定性・定量分析といった幅広い分析分野で活用されており、その用途・アプリケーションは益々拡大しています。 本発表では、拡大を続けるアプリケーションの中から、環境分析分野におけるGC-MS/MSの最新の活用事例について紹介します。 |
日本電子株式会社 MS事業ユニット マーケティング部 橋本 将宏 |
14:00~14:30 | 熱可塑性樹脂の射出成形におけるJMS-Q1500GCの活用事例 ~MS未経験者の奮闘~ 射出成形において品質に大きく影響を与えるのが材料ペレットです。弊社では材料ペレット一粒にまでこだわったモノづくりをしており、各種分析装置を揃えています。 本発表では、MS導入の経緯やMS未経験者の私が、試行錯誤を繰り返しながら装置を活用して分析した事例を紹介いたします。 |
イトモル株式会社 開発部 森下 智洋 様 |
14:30~15:00 | 休憩 + ポスター展示 | |
15:00~15:30 | MS, NMR, Micro ED 三位一体の構造解析ソリューションのご紹介
XtaLAB Synergy-EDは、電子線を用いて分子の三次元構造を可視化する、測定から解析までのシームレスなフローを実現したこれまでにない全く新しい電子回折計です。発表では、これに質量分析法 (MS)、核磁気共鳴分光法 (NMR) の情報を加えることで確度の高い構造解析ソリューションを提案いたします。 |
日本電子株式会社 MS事業ユニット マーケティング部 森田 徹一郎 |
15:30~16:00 | ガス分析を目的としたJMS-Q1600GCの運用事例の紹介
GC-MSとしての利用を前提とした"JMS-Q1600GC UltraQuad™ SQ-Zeta"ですが、質量分析部を単体で運用することで、高感度・高性能な検出器として利用することも可能となっています。弊社は"YOKOGUSHI"として、従来の枠組みに囚われない分析装置の水平展開を推進していますが、今回はその活動の一環として、JMS-Q1600GCをガス分析用の検出器と見なし、様々な外部機器あるいは分析機器と接続した事例をご紹介します。 |
日本電子株式会社 MS事業ユニット マーケティング部 阿部 吉雄 |
16:00~17:00 | 不均一系触媒設計のための計算・データ科学、分光学研究
触媒インフォマティクスの創成を目指した研究の進捗を述べます。理論計算により多様な化合物表面の反応性(欠陥生成)の電子状態依存性、特定表面上での多様な分子の吸着エネルギーを説明する記述子をデータ化し、表面反応の一般的理解とデータ駆動形触媒開発の基盤を得ました。触媒実験・オペランド分光も組み合わせ、データ・仮説先導型の固体触媒開発を目指しています。 |
国立大学法人 北海道大学 清水 研一 様 |
17:00~17:10 | 閉会の挨拶 | |
17:15~18:30 | 懇親会 |
※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。
消耗品ご優待販売キャンペーン
本セミナーにご参加されたお客様向けに、売れ筋の消耗品を10%オフでご提供いたします。
キャンペーン期間:2023年12月11日(月)~2024年1月12日(金)
関連セミナー
お申し込み方法
お申し込みは締め切りました。ご質問などございましたら事務局までお問い合わせください。
お問い合わせ
日本電子株式会社
ユーザーズミーティング事務局
E-mail: jeolum[at]jeol.co.jp
- [at]は@に、ご変更ください。