第47回 NMRユーザーズミーティング (大阪)
公開日: 2025/10/20
本年のNMRユーザーズミーティングは会場での講演/展示を予定しております。例年同様、外部講演の先生方を含め、さまざまな分野を網羅した新技術情報や実践的技術情報の発表を企画しています。また、会場ではポスター展示や装置紹介コーナー設置を予定しております。
講演終了後には懇親会を予定しておりますので、ユーザーの皆様と弊社スタッフの情報交換の場として有意義にご歓談いただければ幸いです。
当ユーザーズミーティングは弊社装置をお使いの方に限らず、他社装置をお使いの方、装置にご興味がある方、どなたでもご参加できる無料のセミナーです。ご多忙の折とは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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開催日 |
2025年12月4日(木)10:00~18:00 |
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会場 |
梅田スカイビル タワー ウエスト3F ステラホール |
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参加費 |
無料 (先着順での受付となります。お早目にお申込みください。) |
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ご連絡 |
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お問い合せ |
日本電子株式会社
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プログラム
| 時間 | 題名 要旨 |
講演者 |
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| 09:30~ | 受付 | |
| 10:00~10:10 | 開会挨拶 | |
| 10:10~10:50 |
拡散NMRのコツと困った時のトラブルシューティング NMRによる拡散測定は特別な装置構成が必要ではないため、一般的に使用できる測定法ではありますが、測定経験のない方でもデフォルト条件で実行すればいつでも期待した結果が得られる、 という測定法ではありません。そこですでに拡散NMRを利用しているユーザー向けに、拡散測定をうまく行うための要点や拡散測定の結果について困ったことが出てきた際に、解決に繋がるような内容を紹介します。 |
日本電子株式会社 SI事業部門 NM事業ユニット NMアプリケーション部 吉田 恵一
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| 10:50~11:30 |
常磁性NMR・ESRを用いた常磁性錯体のスピン密度解析 常磁性錯体に分布している不対電子のスピン密度を求める方法として、一般的に分子軌道計算が使用されるが、得られた結果の検証には、実測値との照合が必要となります。 現在、スピン密度の値を実測で求める方法として、偏極中性子回折法が知られていますが、容易に測定することができません。そこで、本発表では、核磁気共鳴 (NMR)、電子スピン共鳴 (ESR)、磁気モーメント(SQUID)、X線回折装置を用いて、スピン密度の実測値を求める方法について解説します。 |
国立大学法人 島根大学 自然科学研究科 池上 崇久 様
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| 11:30~12:00 |
極低温固体DNP-NMR装置 動的核偏極 (Dynamic Nuclear Polarization, DNP) 法は、電子スピンの高い分極を核スピンに伝えることで、NMRの感度を飛躍的に向上させる技術です。近年は特に固体NMRで日常的に活用されるようになってきました。 一般的には窒素ガスを用いて約100Kで実施しますが、弊社ではヘリウムガスを使用し30K以下の温度にすることで、さらなる感度向上を実現する装置を開発しています。 本発表では、極低温固体DNP-NMR装置の技術的進展を紹介いたします。 |
日本電子株式会社 SI事業部門 NM事業ユニット 開発部 高橋 大樹
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| 12:00~13:10 |
昼食/休憩/協賛企業からご案内/ポスター展示 |
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| 13:10~13:40 |
ルーチンワークからの開放! CPMASスペクトルの自動測定 固体NMRでの13C測定ではCPMASが頻用されます。CPMASで最良の結果を得るには、マジック角、パルス幅、試料回転速度に応じたCPマッチング条件など、様々な調整作業が不可欠です。 本発表では、これらの調整作業から測定まで自動化するスクリプト集「Solid toolkits」をご紹介いたします。 |
日本電子株式会社 SI事業部門 NM事業ユニット NMアプリケーション部 田巻 初
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| 13:40~14:20 |
量子センサを目的としたダイヤモンド単結晶中へのスピン欠陥形成とESR評価 ダイヤモンド結晶中に形成される "負に帯電した窒素空孔中心 (NVセンター)" は、長いスピン緩和時間を有するスピン欠陥であり、量子磁気センサとしての研究開発が意欲的に進められています。 本発表においては、放射線照射を用いたダイヤモンド単結晶中へのNVセンター形成とそのESR評価について述べ、量子センサに適したスピン欠陥形成に関する議論について紹介します。 |
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 高崎量子技術基盤研究所 佐伯 誠一 様
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| 14:20~14:50 |
休憩/ポスター展示 |
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| 14:50~15:20 |
新技術発表
本発表では新開発のプローブの製品情報並びにソフトウエアアップデート情報をご紹介いたします。 |
日本電子株式会社 SI事業部門 NM事業ユニット NM開発部 |
| 15:20~15:40 |
ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社の紹介
今年1月に神戸製鋼グループから日本電子グループとなったジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 (通称JASTEC) について、会社沿革から製品・事業を紹介します。 |
ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 営業部 |
| 15:40~16:30 |
NMRによる構造解析と共同研究 理研において溶液NMRを用いた共同研究を30年以上行ってきました。その間に例えばPFGを用いた天然存在比での1H-15N HMBCなど、新しい技術もルーチンに変わりました。天然有機化合物の構造決定に携わる機会も多く、構造訂正研究も数多く報告してきました。 共同研究は、ちょっとした技術の習得から頼りにされるようになり、人との出会いが興味深い化合物との出会いに繋がってきたように思います。記憶に残った構造解析について、最近の研究も交えて紹介します。 |
国立研究開発法人 理化学研究所 環境資源科学研究センター 越野 広雪 様
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| 16:30~16:40 | 閉会挨拶 | |
| 16:40~18:00 | 懇親会/ポスター展示 | |
- プログラムは予告無く変更させていただく場合がございます。予めご了承頂きますようお願い申し上げます。
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- 詳細決まり次第ご案内いたします。
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