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高感度冷却プローブ「SuperCOOL MARVEL」を発表

公開日: 2024/07/01

日本電子株式会社 (代表取締役社長兼CEO大井 泉) は、核磁気共鳴装置 (NMR) の高感度冷却プローブ「SuperCOOL MARVEL」を2024年7月1日に発表しました。販売開始は2024年10月の予定です。

SuperCOOL MARVELは、2013年に販売を開始したSuperCOOLプローブシリーズの第四世代目となるプローブです。SuperCOOLプローブシリーズでは、プローブコイルやプリアンプを液体窒素温度に冷却することによって、熱ノイズを抑制し、高感度なNMR測定を行うことが出来ます。本製品は、弊社が長年培ってきた低温冷却技術のノウハウを駆使するだけでなく、プローブ内の電気回路設計を一新することで、大幅な感度向上を実現しました。
低ノイズかつ高感度な測定できるSuperCOOL MARVELは、1H, 13Cといった基本的な核だけでなく、19Fや31Pなどといった核種の測定も可能な多核対応型のプローブです。分解・変質の早いサンプルや、入手困難な微量サンプルの測定に大きな力を発揮します。

主な特長

1. 高感度

本製品は、弊社の代表的な溶液プローブであるROYALプローブTMの感度と比べて、2倍以上の感度向上に成功しました。NMRでは、感度が2倍になると、同じ信号強度を得るのに必要な積算回数が1/4に減少します。SuperCOOL MARVELは、これまでよりも短い時間で、同等の結果を得ることができ、スループットが大幅に向上します。

対 ROYALプローブ™, 400〜600MHzの例

核種 感度比 所要積算回数比
1H 約2倍 約1/4
19F 約2.1倍 約1/4
31P 約3.2倍 約1/10
13C 約2.6倍 約1/7

2. 開放型冷却システム

本製品は、開放型冷却システムを採用し、液体窒素を利用して、プローブコイルやプリアンプを冷却しています。開放型冷却システムは、測定中の液体窒素の補充が可能で、冷媒補充による測定中断なく、シームレスな測定が可能です。

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