JST・東京大学の研究成果が「Nature」オンライン版に掲載されました
公開日: 2026/08/21
科学技術振興機構(JST)および東京大学大学院工学系研究科 附属総合研究機構の研究成果が「Nature」のオンライン版に掲載されましたので、お知らせいたします。
発表タイトル
「極小の二重スリット」で隣り合う原子の揺れを観測
~ヤング実験の1000万分の1、半導体の放熱設計貢献に期待~
ポイント
・約200年前にヤングによって考案された二重スリット実験は波の性質を調べる基本的な実験として知られているが、原子スケールでの実現は困難であった。
・本研究では、シリコンの隣り合う原子を2つの隙間(スリット)に見立て、そこに細く絞った電子線を入射することで「原子スケールの二重スリット実験」に成功し、隣り合う原子の振動を直接測定できることを示した。これは、ヤングの実験の約1000万分の1のスケールに相当する。
・原子の揺れ方は熱の伝わり方に関係しており、半導体内部の熱の流れを原子レベルで調べることで、効率的な放熱設計に役立つことが期待される。
本研究は日本電子も参画中の「JST ERATO柴田超原子分解能電子顕微鏡プロジェクト」の成果です。
詳細は東京大学 大学院工学系研究科のWebサイトをご覧ください。
