EM KMR3 は、初心者にとっても、熟練の凍結超薄片試料作製者にとっても、ハイエンドのガラスナイフ作製のための装置です。
正確な三角ガラスの割断に関連したすべてのパラメーターは、工場で精密に調整され、あらかじめ設定されています。可能な限り45°に近いナイフアングルのナイフが得られるのは、対角・割断法だけです。EM KMR3 のすべての新機能が、電子顕微鏡観察や光学顕微鏡観察用のガラスナイフの作製を容易にし、再現性を高めています。
特長
再現性が高く、比類のないナイフ品質
6.4mm、8mm、または 10mmの棒ガラスから良質なガラスナイフを作製できます。(10mmは、オプション)
ドロワー機能
装置は独自のドロワー機能をそなえているため、余計なツールを使用しなくてもガラスナイフを安全かつ簡単に取り出せます。
新しいスコアリング機能
ボタンを一押しするだけで、高品質の割断に必要な均等なスコアリングを実行できます。スコアリング長は、2通りの選択が可能です。長いスコアリングは棒ガラスを正方形に割断し、短いスコアリングはナイフを切り出す最終割断に使用します。割断後は、スコアリング機構は次回のスコアリングに備えて自動的にスタートポジションに、はね戻されます。
バランス割断のコンセプト
科学研究用品質の棒ガラスを、直線的に、かつよく制御された状態で割断するためには、ナイフ作製装置でスコアのそれぞれの側に付加されるウェイトと圧力が等しくなるようにする必要があります。また、割断前にガラスに余計なストレスが加わるのを防ぐために、下側からガラスと接する支持部材の接触面は最小限に抑えることも必要になります。
ライカEM KMR3は、2本の割断ピンを同時に動かし、棒ガラスのそれぞれの側に正確に同じ力を付加します。
また、鋼製の精密半球体を使用することでガラスとの接触面を最小限に抑え、比類のないナイフエッジ品質を実現しています。
ギャラリー
動画
EM KMR3 ガラスナイフメーカー (Leica社製) のご紹介
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