SpiralTOF™を用いた合成ポリマー構造解析例(1)
MSTips No.171
JMS-S3000 “SpiralTOF”は、日本電子独自のSpiralTOF 型イオン光学系を搭載したMALDI-TOFMS ですが(Fig.2)、これにTOF-TOF オプションを装着することで、高エネルギー衝突誘起解離(高エネルギーCID)により生成したプロダクトイオンの観測が可能となります。TOF-TOF モードにおいてプリカーサーイオンを選択するために必要なイオンゲートは、イオン源から15mの位置にあります。 そのためJMS-S3000 “SpiralTOF”は、従来のMALDI-TOF-TOF に比べて高いプリカーサーイオン選択能を有しています。第2TOF には、日本電子独自の再加速機構とオフセットパラボリックリフレクトロンを採用しており、低質量のプロダクトイオンからプリカーサーイオンまで1度の測定で観測することが可能です。本MSTips では、TOF-TOF モードを用いたPoly Propylene Glycol (PPG)の分析結果について報告します。
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