Comprehensive 2D GC/AccuTOF GC によるアロマオイルの分析
MS Tips No.077
Comprehensive 2D GC(GC×GC)システムは極性の異なる2種類のカラムを用い、1st カラムで溶出した成分を一定間隔毎にトラップし、トラップされた成分を 2nd カラムで高速分析する連続的なハートカットシステムです。そのため従来のキャピラリ GC よりも高い分離能を有し、多成分系での測定において強力なツールとなり得ます。GC×GC では、通常のキャピラリ GC に比べて得られるクロマトグラムのピーク幅が非常にシャープなため、高速取り込み可能な検出器が必要となります。AccuTOF GC はスペクトル記録速度が最高 25 スペクトル/秒であり、GC×GC での測定が可能な高速測定能力を備えています。ローズマリーのような香料成分は、多数の成分からなる混合物であり、1 次元 GC では分離が不十分でしたが、今回 GC×GC-TOFMS にてローズマリーを測定し、解析しましたので結果を報告します。
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