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不活性化溶融シリカチューブ(ガードカラム)を用いた迅速分析例 (2)

MS Tips No.112

原油などの多成分からなる混合物や、高分子化合物などにおいては、分子量分布を有する試料を評価する場合に平均分子量を用います。Field desorption (FD) 法及び Field ionization (FI) 法はフラグメンテーションが起こりにくいソフトなイオン化法ですので、観測されたイオンは殆ど全てが分子イオンです。そのため FI、FD 法にて観測された全てのイオンの質量 (m/z) と強度から平均分子量を求めることが出来ます。タイプ分析では、官能基や不飽和数などにより化合物をグループ毎に分類し解析を行うことで、平均分子量や多分散度、 グループ毎の含有成分比等の情報を得ることが容易に可能です。そこで今回、JMS-T100GC “AccuTOF™ GC” にて測定が容易に行えるキャピラリー GC/FI 法と、エミッター昇電流速度を磁場型質量分析装置使用時に比べて早くすることで測定時間の短縮を試みた高速 FD 法、さらに不活性化溶融シリカチューブを用い GC 注入口を介してイオン源に導入する手法 (以下では本法をブランクチューブ導入 /FI 法と記す) の3手法にて、軽油の測定を行い、得られた結果を比較検討しました。MSTips No.111 ではブランクチューブ導入 /FI 法について詳細に解説しました。本稿では、原油及び石油製品をブランクチューブ導入 /FI 法、キャピラリー GC/FI 法及び FD 法にて得られた結果について紹介します。
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