DART における夾雑成分の影響:飽和した塩およびバッファー溶液中での分析
MSTips No. D016 Application Note for DART
DART で得られるマススペクトルには多価イオンや[M+Na]+や[M+K]+のようなアルカリ金属付加イオンなどは観測されず、とてもシンプルです。このことは混合物中での目的化合物の確認を容易にするだけでなく、未知化合物に対する元素組成の同定をも単純化します。DART における夾雑成分の影響を確認するために、脱イオン水(DI)、飽和塩化ナトリウム水溶液、飽和リン酸カリウム水溶液、尿のそれぞれにクロロプロマジン(chlorpromazine)を 50ppm になるように添加、調製し、これを測定しました。
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