走査電子顕微鏡(SEM)でのステレオ(3D)写真の撮影と観察2:ステレオ写真の見かた
ステレオ(3D)写真の観察方法にはいくつかの方法があります。
平行視法(ら眼で普通に見るのに近い立体視の方法です)
1.傾斜軸が縦になるようにして左側に左目用、右側に右目用の写真を並べます。
左右の写真を置く間隔を自分の目の間隔よりも狭く置くことがポイントです。
2.左右の写真の間に薄手のノートなどを立てて左側は左目、右側は右目で見るようにします。
写真が重なるようにすると立体的に見えてきます。
中央部の板状結晶が手前に飛び出して見えます。
平行視法で楽に見るためのステレオ眼鏡が市販されています。
交差視法(ら眼でより目にして、立体視する方法です)
傾斜軸が縦になるようにして左側に右目用、右側に左目用の写真を並べます。
より目にして左右の写真が重なるように見るようにすると、左右の写真の間に立体的な像を見ることができます。
交差視法は写真の大きさによらずに立体像を見ることができます。
中央部の板状結晶が手前に飛び出して見えます。