走査電子顕微鏡(SEM)でのステレオ(3D)写真の撮影と観察4:アナグリフ方式ステレオ写真
アナグリフ方式ステレオ(3D)写真について
アナグリフ方式ステレオ写真
アナグリフとは、赤と青のメガネを使うと立体的に見える画像です。
アナグリフの例:鉄サビ(酸化鉄)
このアナグリフは、左目に赤、右目に青(緑・シアン)のメガネを通して見ると、立体的に観察することができます。
アナグリフは、2枚のステレオ写真から作ることができます。
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画像処理ソフトでR(赤)成分のみにした左目用画像と、GB(緑・青)成分のみにした右目用画像を重ねると、アナグリフを作ることができます。
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赤と青のステレオメガネがない場合でも、アナグリフを3D観察する方法がありますので、最後に隠し技としてご紹介します。
【隠し技】
アナグリフを手軽に見るには、文房具店などで暗記用として販売している赤い透明な下敷きや赤いセロハンを左目に当てて、右目はそのままのら眼で見ます。
厳密には、ら眼の右目では重なった色が見えてしまっているのですが、立体的に観察することができます。