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多モードキャビティ(ES-MCX1A)のご紹介 -その3-

ER150003

多モードキャビティ(ES-MCX1A : 矩形TE104モード)は、空洞内に2本の試料を挿入して同一モードのマイクロ波で測定するキャビティです。試料のスピン濃度の決定やESR信号の分離のほか不要信号を消去することも可能です。また、アタッチメント(温度可変装置、紫外線照射装置、試料混合装置など)を併用することも可能です。

スペクトル分離

多モードキャビティを用いると2試料にかかる変調の位相差を利用して、試料中の不純物や試料管のバックグラウンドの信号を差し引くことができます。下の図は、不純物を含む試料A(図1(1))とその不純物と想定される試料B(図1(2))を多モードキャビティを利用して測定したものです。図1(3)では、2試料を同時にセットし試料Bにかかる変調の位相のみを反転することで、不純物の信号が消去されています。 不純物やバックグランドの信号が観測される場合、2試料にかかる変調の位相を調整して不要信号が消去できれば、不要信号の原因を特定できる可能性があります。

図1.多モードキャビティを用いたESR測定

図1.多モードキャビティを用いたESR測定

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