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超高速回転のもとでのCRAMPS:1H高分解能測定

NM120009

高速の試料回転での1H NMRスペクトルの分解能を向上させる新しい手法をご紹介いたします。近年弊社で開発されました世界最高クラスの80kHzにおよぶ高速の試料回転により、1H-1H同種核間双極子相互作用が平均化され、1Hの分解能・感度の向上が達成されます。しかしながら、1H-1H双極子相互作用は依然として線幅に影響を与えています。そこでTIMES0という新しいrf磁場照射を用いることにより(CRAMPS: combined rotation and multiple pulse spectroscopy)さらなる分解能の向 上を達成いたしました。CRAMPS法ではスペクトルがscaling factorと呼ばれる係数に応じて縮んでしまうことが知られていますが、TIMES0法では0.90という非常に大 きなscaling factorが実現されます。scalingによる悪影響を最小限に抑え、かつ高分解能のスペクトルを得ることができるようになりました。

参考文献

Y. Nishiyama, X. Lu, J. Trebosc, O. Lafon, Z. Gan, P.K. Madhu, J.-P. Amoureux, J. Magn. Reson. 214 (2012) 151-158.

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