物性FGセミナー2020(主催:日本薬剤学会)
公開日: 2021/01/18
対象物質の形態観察は分析の基本であり、顕微鏡法は分析法の中で最も重要な手法の一つである。顕微鏡法は、医薬品の原薬や製剤の評価法として、製剤設計・品質管理においてすでに幅広く用いられている。光学顕微鏡及び走査型電子顕微鏡(SEM)は多くの製薬企業に導入されており、その汎用性・応用性は益々向上している。また近年、透過型電子顕微鏡(TEM)や原子間力顕微鏡(AFM)のハード・ソフト面での発展が著しく、創薬研究・開発における実用的な分析法となりつつある。上記の顕微鏡技術を用いることで、低分子化合物の結晶構造、ナノDDS製剤の形態、細胞や組織のメカノニクスなど、近年の多種多様化する医薬品原薬・製剤に関する重要な物性を評価できる。本会は顕微鏡分析の初心者から中級者を対象に「わかりやすい」をコンセプトとしている。顕微鏡を用いた各種分析法を用いて研究されている産学の研究者からご講演頂き、顕微鏡研究について基礎から学ぶ。
主催:日本薬剤学会
プログラム
時間 | タイトル 演者 |
---|---|
10:30-10:35 | はじめに 深水 啓朗(明治薬科大学) |
10:35-11:15 | 電子顕微鏡の基礎 西岡 秀夫(日本電子) |
11:15-12:10 | MicroEDおよび固体NMRを用いた低分子医薬品の構造解析 西山 裕介(理化学研究所・JEOL RESONANCE) |
13:10-13:55 | 原子間力顕微鏡によるナノDDS製剤の物性評価 加藤 くみこ(北里大学) |
13:55-14:40 | 原子間力顕微鏡:細胞・組織のメカニクス測定 岡嶋 孝治(北海道大学) |
14:50-15:30 | 電子顕微鏡を用いたソフトマテリアルの三次元構造解析 島貫 純一(日産アーク) |
15:30-16:10 | 透過型電子顕微鏡を用いたナノ医薬品の物性評価(仮) 中西 慶太(アステラス製薬) |
16:10-16:50 | 製薬企業における顕微鏡の利用 木本 香哉(武田薬品工業) |
16:50-16:55 | おわりに 米持 悦生(星薬科大学) |
開催日/詳細
- 講演日時:
2021年2月19日 (金) 10:30~16:55
関連製品
参加費
- 参加費:
一般参加費 4,000円
学生参加費 無料
お申し込み方法
オンラインセミナーは、終了しました。
お問合せ
- 日本薬剤学会 物性FG事務局 担当:古石 誉之
〒:142-8501 東京都品川区荏原2-4-41 星薬科大学薬品物理化学教室内
電話/FAX:03-5498-5159、E-mail:apstj.fg.pp [at] hoshi.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
URL:http://bussei-fg.com/