価値創造ストーリー
新たな創造と開発に向かって
日本電子の価値創造は、創業以来の経営理念である「創造と開発」を起点とし、科学の進歩と社会の発展に貢献することを最大の目標としています。創業から73年を経た今も「創造と開発」の精神を失わずに、お客様の革新を実現する最適なソリューションを提供するべく、日々企業価値の向上に尽力しています。
近年は科学技術がめざましく発展し、企業に求められる役割もますます多様化していますが、社会が変化していく中にあっても私たちが価値創造に挑戦する上で、確かな根拠としている二つの戦略があります。
ここでは「70年目の転進」と「YOKOGUSHI」についてご紹介します。
成長ビジョン「70年目の転進」
創立70周年を迎えた2019年、新たな成長ビジョンとして「70年目の転進」を掲げました。コアテクノロジーの強化や成長市場への積極参入、トータルソリューションの提供などを主な取り組みとして設定しています。
下図のイラストは、成長市場への積極参入による事業創造をイメージとして表したものです。
電子顕微鏡や核磁気共鳴装置など理科学・計測機器事業で築き上げたコアテクノロジーを中心に、そこから渦を描くように外周へ大きく波を広げていくことで、当社の強みを源泉としながら拡大が見込まれる成長市場へアプローチしていく様子を表現しています。
新中期経営計画「Evolving Growth Plan」では、「70 年目の転進」をさらに進めていくとともに、研究開発力、ものづくり力、サービス力の UP により顧客満足度の向上を図ることを通じ、さらなる企業価値の向上に取り組んでまいります。
新たな領域に向けて進化し続けるこれからの日本電子にご期待ください。
行動様式「YOKOGUSHI」
「YOKOGUSHI」とは、最先端技術分野におけるソリューションを提供するための、当社独自の行動様式です。
今の時代にはないモノ・コトを生み出すには、既存の方法だけではなく、枠を超えた新たな発想とつながりが必要です。
理科学・計測機器メーカーのリーディングカンパニーとして市場の高度なニーズに応え、社会の様々な分野に装置を提供してきた当社は、他には類を見ない製品ラインアップの幅広さを持ち合わせています。それら一つ一つの製品を有機的かつ横断的に組み合わせ、横串を通すことにより、まだ誰も見たことのない次世代のソリューションやアプリケーションの開発が実現します。
こうしたイノベーションを生み出すための行動様式が「YOKOGUSHI」戦略です。
また、これまで官民を問わず様々な企業、団体、研究機関と連携してきた当社には、オープンイノベーションのための基盤が整っています。自社内にとどまらず、外部とも「YOKOGUSHI」による横断的なつながりを強固に持つことで、双方にない新たな価値を創出することが可能です。既にいくつかの製品分野において、他社とのコラボレーションにより開発したユニークな装置が、市場で高い評価を得るなどの実績があります。
私たちはお客様に真に満足して頂けるソリューションを実現するべく、「YOKOGUSHI」を通じて未来につながるイノベーションを推進していきます。