見えない汚染に挑む:マイクロプラスチック解析
― 海洋汚染に対する日本電子のアプローチ ―
マイクロプラスチックは、粒径5 mm以下という微小さゆえに、
海洋や河川、さらには大気中にまで広く拡散し、
生態系や食物連鎖を通じて人体への影響が懸念されています。
なぜ発生するのか
マイクロプラスチックは主に以下の2つから生じます。
- ・プラスチックごみが紫外線や摩耗で細かく分解
- ・化粧品や衣類(繊維)などから直接放出
一度環境中に放出されると分解されにくく、さらに微細化しながら広範囲に拡散・蓄積していきます。
JEOLのアプローチ
こうしたマイクロプラスチックの実態を把握するためには、 「何が存在しているのか」を正確に特定することが重要です。
マイクロプラスチック問題に貢献するJEOLの装置
ガスクロマトグラフ質量分析計
試料を熱分解して得られる成分を分析することで、 ポリマーごとに異なる分解パターンからプラスチックの種類を 特定することが可能です。
PMMA、Nylon-6、PSを同定した解析例
走査電子顕微鏡
粒子の形状やサイズ、表面状態を観察し、 汚染の状態を視覚的に把握することができます。
マイクロプラスチック
このように、「特定する」と「見る」を組み合わせることで、 マイクロプラスチックを多角的に捉えることが可能となり、 環境中の汚染実態の理解や発生源の解明に貢献します。
