サブミクロン~100μm程度の微粒子を安定供給可能なテーブル式パウダーフィーダーです。
配管を通してキャリアガスと共に微粉末を搬送します。
今まで困難であった凝集性の高い1~数µmの微粒子も送ることができます。
特長
供給レートは1~50g/min程度の範囲内です。(原料粉末ごとに供給できるレート範囲は異なります)
原料に合わせて、供給板や吸引口ユニットを選択します。
連続供給や投入レートの安定性、微粒子の分散性、コンタミレスが要求されるナノ粒子合成/成膜用高周波誘導熱プラズマ装置向けに開発され利用されています。
10μm以下の微粉末が安定して送れるため、溶射やエアロゾルデポジションなど、他の用途への応用されています。
装置概要
粉末供給例
粉末:アルミナ 3μm
配管:Φ1mm
キャリアガス:アルゴン
粉末:アルミナ微粉 約5μm
配管:Φ3mm
キャリアガス:Ar 10L/min
用途例
溶射/エアロゾルデポジション(AD)/積層造形
オプション機器
供給板*
吸引口ユニット*
ILホッパー / 7Lホッパー
粉末供給レートコントローラ
ノッカーレスユニット (バイブレーション機構)
供給板と吸引口ユニットはTP-99010FDR本体に付属していないため、数種類の中から選択が必要です。
仕様・オプション
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
粉末粒径 | 約0.1~100μm | 粉末種類/形状/状態によって異なります。 |
粉末供給レート | 約1~50g/minの範囲内 | 粉末種類/形状/状態によって異なります。 供給量域に応じて供給板または吸引口ユニットの交換が必要です。 |
キャリアガス種 | アルゴン、窒素、空気 | 水素などの可燃性ガスは使用できません。 |
キャリアガス流量 | 2~20L/min | ノズルや供給配管の口径、原料粉末により異なります。 ガス圧力 0.3MPa一定、マスフローコントローラ使用時。 |
キャリアガス圧 | 最大0.6MPa | 特注で1MPa未満まで対応できます |
ホッパー容量 | 約400ml | 粉末充填目安 : 約200ml オプションの1Lホッパーまたは7Lホッパーを搭載可 |
入力電源 | AC100V, 10A | オプション機器分は含みません。 |
質量 | 約45kg | 本体約30kg+コントローラ約15kg オプション機器分は含みません |