transform
原義は「別の状態に形作る」。「形、性質、機能などをすっかり変える」という意味。科学技術論文では、1.物質の相変態の場面において、(1)他動詞用法の"transform A into (to) B"で、「物質(A)を物質(B)に変態する、(2)自動詞用法の"A transforms into (to) B"で、「物質(A)が物質(B)に変態する」というように使う。 2.他動詞用法の"transform A into (to) B"で、「数学の式などを変換する」という意味で使う。式の内容を変えず、形だけを変換するときにも使う。
例文：
1-1) Prepared specimens were only partially transformed from the non-periodic CuAuⅠ structure to the periodic CuAuⅡ after a suitable heat treatment of the alloy.
その合金の適切な加熱処理の後、作製された試料は(その)一部だけが、非周期的なCuAuⅠから周期的なCuAuⅡに変態した。
例文：
1-2) A substance transforms from one stable phase to another at an equilibrium temperature.
物質は、平衡温度で安定相から別の相に変態する。
例文：
2-1) To transform this equation into a linear eigenvalue equation, we define new eigenvector elements.
この式を線形の固有値方程式に変換するために、われわれは新しい固有ベクトルの成分を定義する。
