第46回 分析機器NMRユーザーズミーティング (オンライン)
弊社では毎年、核磁気共鳴装置をお使いの皆様と直接お会いし、ご意見を頂戴する場として、また、ユーザーの皆様の間での情報交換の場として「NMRユーザーズミーティング」を開催してまいりましたが、新型コロナウィルスの感染症拡大および、お客様と従業員等の健康と安全を第一に考え、本年はオンラインで開催いたします。
例年は東京、大阪の2会場での開催でしたが、今回はオンラインで1回の開催となります。ご了承ください。
会期当日はライブにてプレゼンテーションを行い、その場でご質問を受け付けますので、是非、ご参加ください。
当ユーザーズミーティングは弊社装置をお使いの方に限らず、他社装置をお使いの方、装置にご興味がある方、どなたでもご参加できる無料のセミナーです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
ウェビナー公開期間は、2021年3月31日 (水) をもちまして終了いたしました。
プログラム
時間 | タイトル 演者 |
---|---|
13:30~13:35 |
開会挨拶 日本電子株式会社 代表取締役会長兼CEO 栗原 権右衛門 |
13:35~14:25 |
NMR基礎講座~構造解析ステップアップ ADEQUATEの使い方~ 株式会社JEOL RESONANCE 技術部 蓮見 景子 |
14:25~14:55 |
電子スピン共鳴 (ESR) から得られる情報と応用例 株式会社JEOL RESONANCE 技術部 島田 愛子 |
14:55~15:25 | 協賛企業によるご案内 Part.1 |
15:35~16:05 | 協賛企業によるご案内 Part.2 |
16:05~16:35 |
始めよう固体NMR - 機器取り扱い編 - 株式会社JEOL RESONANCE 技術部 下池田 勇一 |
16:35~17:05 |
NMR新技術紹介 株式会社JEOL RESONANCE 技術部 市川 篤行 株式会社JEOL RESONANCE 経営企画室 末松 孝子 |
17:05~17:10 |
閉会挨拶 株式会社JEOL RESONANCE 代表取締役社長 穴井 孝弘 |
17:30~18:30 |
WEB懇親会 SpatialChat SpatialChatとは(PDF: 2.02MB) |
詳細
NMR基礎講座~構造解析ステップアップ ADEQUATEの使い方~
2020年12月18日 (金) 13:35~14:25
NMR_1
NMRによる構造解析法「パズルアサイメント法」は二次元スペクトル (HSQCとCOSY、HMBC) を中心とした解析法です。しかしながら、その基本スキームでは解析が困難な化合物も多くあります。
例えば、炭素よりも水素が少ない化合物では、HMBCにおいて2JCHと3JCH相関を判別できないため、解析が非常に複雑になります。このような場合に解決策となるのが1,1-ADEQUATEです。この測定法はHSQCと併せて解析することで2JCH相関を明らかにすることができます。本発表では、1,1-ADEQUATEを用いたフラボノイドの解析例をご紹介します。

講師
蓮見 景子
株式会社JEOL RESONANCE
技術部
電子スピン共鳴 (ESR) から得られる情報と応用例
2020年12月18日 (金) 14:25~14:55
ESR_1
電子スピン共鳴 (ESR) 法は物質 (気体、液体、固体) 中に含まれる不対電子を選択的に検出する磁気共鳴法です。本発表ではESR法の基礎や得られる情報について概説し、高分子などの材料に熱や電圧を加えることで生じるラジカルのESR観測を通して、劣化や分解を評価するアプリケーションの例を紹介いたします。

講師
島田 愛子
株式会社JEOL RESONANCE
技術部
協賛企業によるご案内 Part.1
2020年12月18日 (金) 14:55~15:25
PARTNERS_1
協賛企業によるご案内 Part.2
2020年12月18日 (金) 15:35~16:05
PARTNERS_2
始めよう固体NMR - 機器取り扱い編 -
2020年12月18日 (金) 16:05~16:35
NMR_2
近年の固体NMRでは試料回転や測定は自動化が進んでおり、誰でも簡単に測定できるようになってきました。その反面、試料管を高速回転させて測定するためにサンプリングは未だに重要な作業です。
実際、初めて固体NMRを測定する人から「サンプリングする時に何か注意点はありますか?」といった質問は良く受けます。
そこで本発表では固体NMRをより安全に使用するために、試料管の取り扱いを中心とした固体NMR周辺機器の取り扱いについて紹介いたします。

講師
下池田 勇一
株式会社JEOL RESONANCE
技術部
NMR新技術紹介
2020年12月18日 (金) 16:35~17:05
NMR_3
最近販売を開始した製品や近日販売を開始する製品についてご紹介します。
今年は極低温プローブとそれを有効に使うアタッチメントについてご紹介します。
また、今年から来年にかけてリリースするソフトウエアのバージョンアップ情報のご紹介も行う予定です。

講師
市川 篤行
株式会社JEOL RESONANCE
技術部

講師
末松孝子
株式会社JEOL RESONANCE
経営企画室
アプリケーションノート
核磁気共鳴装置 (NMR)
電子スピン共鳴装置(ESR)
ER190008 電解 ESR – p-Benzoquinone アニオンラジカルの生成 -
ER190009 電解ESR – p-Benzoquinone アニオンラジカルの電圧依存性 -
カタログ
製品のPDFカタログは下記からダウンロードいただけます。
お問い合わせ
日本電子株式会社
ユーザーズミーティング事務局
E-mail: jeolum[at]jeol.co.jp
[at]は@に、ご変更ください。